大人の対応

いい年をして
「合わない」人にこだわってきた
「分かり合えないこと」を認めたくなかった

人と人は分かり合えないこともあるという事実

もしかしたら
親を投影していたのかもしれない

求める愛が
必ずしも
与えらえるわけじゃないことを
認めたくなかった

認めてしまったら
分かり合えないことが
希望がなくなってしまうから

絶対に諦められなかった

この夏
この人に嫌われたと感じることがあった
全てを否定されているようだった

正直、泣いた
嫌われたことで
自分の本性が最低だってことを知ったこと
そこを嫌ってくれた人が有り難かった

これほど明らかなNOを示してくれる「優しさ」を感じた
勝手に憧れて
勝手に好きになって
嫌ってくれた人

受け入れられなかったけど
どうしようもなさを
受け入れることは悪いことじゃないし
そもそも大したもんじゃない自分だったこと

我が身かわいきゃ
恨んだだろう

身をもって教えてくれたこと
それは愛ある人の行動だったから

その人の好きなところは
正直なところだった

内心、サイテーとも思うところもあった
本人自身期待なんていらない人だった

会うのが不思議と怖くなかった
ううん、本当は少し怖かった
どんな態度を取られるか…
それは問題じゃないことは分かってた

普通に話を聞いてくれた
むしろこれまでで一番
実のある話ができた

溺れて
誰かの手を掴むような
雑なことはもうしない

相手が提供してくれる時間を
実りある時間にしたいと思った

嫌いでも
平坦な心を心がけて
仕事をする
大人の対応

いい対応なんだと理解することが出来た
意義ある時間を、ありがとう

諦める、嫌いを認める、距離を置く、
は建設的な選択肢なこと

嫌いな人を憎んで
糾弾しても
いいことなんてありはしない

いい加減、気づいた日

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