砂のお城じゃない

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断捨離を始めてみようと
一番手をつけるのが億劫だった
本棚に向き合ってみた

一度読んで何年も経つコミック本
意を決して捨てる紙袋へIN!

…やっぱり、
実家にある分も合わせて売りに行こうかな…←

そうじ力について
書かれた本に手を伸ばす

何か挟んであるかもと
パラパラとめくっていると
ポチ袋

お!現金か?!
透かしてみても
そんなわけはなく…

その本は捨てることにして
今一度ポチ袋を開いて確認←

お金ではなくて、紙…
みた瞬間
泣けました

「○○(夫の名前)といっしょにいてくれてありがとう」

お姑さんからのメッセージでした

頂いたメッセージのこと
すっかりと忘れていて

親を見て
世の中を見て
子育て無理…と
結婚する気が無かったあの頃

もちろん子どもなんて
自分の人生には
ありえなかった選択

『こんなにつらい思いを
するのなら子どもなんて無理
自分のことだけで精一杯』

それでも
「いっしょにいてくれてありがとう」

が「結婚しない」
と決めていた
わたしの考えを変えた

まるで砂場に棒を立てた遊びのような人生でした

人生を諦めて
山を削り合っていくゲーム

言いたいことを
飲み込むたびに
砂が減らされて
自分の生きる陣地が減っていく

いつか砂のお城
棒が崩れてしまう
人生に選ぶ選択肢のない
わたしの人生だった

時を経て
この手紙にもう一度出会った今
自分の人生を生きようと思った

この言葉を贈ってくれた人がいる
一緒に人生を歩んでくれる人がいる

もう譲ってばかりの人生から脱却する
声を殺さない
わたしの光放っていく

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